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「時間と環境」を気にする女性、「時間とお金」を重視する男性――男女で異なるワークライフバランスの満足要因

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2015.2.10

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働き方が多様化していく中で重要なキーワードとなった“ワークライフバランス”。メディアでもよく取り上げられるトピックとなり、ここ数年で特に注目を集めている。ワークライフバランスとは、個々人の置かれている生活スタイルによって大きく異なるなど、明確な判断基準がないものの、「オフタイムの充実」といった意味合いで使われることが多い印象だ。実際のところ、働く男女はどのような状態を「ワークライフバランスがとれている状態」であると判断しているのだろうか。

まずは、ワークライフバランスがとれていると感じるかどうか、現状の実感を聞いてみた。

Q.1 現在、ワークライフバランスがとれていると思いますか?

出典:『キャリアデザインレポート 2013』(キャリアデザインセンター)

出典:『キャリアデザインレポート 2013』(キャリアデザインセンター)

25~34歳のビジネスパーソンを対象としたキャリア意識調査『キャリアデザインレポート2013』によると、「現在、ワークライフバランスがとれていると思う」と回答した女性は約6割、男性では約5割だった。男女で比較すると、女性の方が「ワークライフバランスがとれている」と感じている人の割合が大きいという結果に。

ワークライフバランスがとれている理由を自由回答で聞いてみると、「休日を充分にとれている」ことや、「残業が少ない」ということを男女共に挙げている。仕事とプライベートの時間にメリハリがあるかどうかが「ワークライフバランスがとれている」と判断する上で重要な基準となっていると考えられそうだ。

組織改革コンサルティングを手掛ける株式会社ワーク・ライフバランス代表取締役社長の小室淑恵さんによれば「ワークライフバランスは、ワークとライフの双方を、自分にとってより充実したものにしていくという考え方。時間の長短では計れない」とのこと。単純に、ワークとライフの時間を5:5にすることでワークライフバランスがとれている、とはならないようだ。

実際に、男女別の回答を見ていくと、女性からは「社内の人間関係が良好」、「自分の仕事に対する周囲からの評価が高い」など、「時間」の要素とは直接結びつかないような意見も寄せられている。一般的には、女性は男性よりも職場で人間関係を重視する傾向があると言われているが、人に認められることや社内で気持ちよく働けることで、余計なストレスを感じることなく仕事とプライベートの充実感を得ているのかもしれない。一方、男性からはお金と時間のバランスを重視する「労働時間に見合った給与があるかどうか」という特徴的な意見が目立った。

現在、ワークライフバランスがとれていると思うと回答した人の理由

<女性>
・残業もなく、振り替え休日もきちんととれるし、人間関係も良好だから(30代前半/営業・販売職)
・体調面を気遣ってくれる仲間がいるので(20代後半/企画・事務・専門職)
・社内での評価が高いから(30代前半/技術職)
・育児休業をとらせてもらえるから(30代前半/営業・販売職)

<男性>
・収入と仕事のバランスが丁度良いから(20代後半/企画・事務・専門職)
・収入はそれほど多くないが、その分休日は多いから(30代前半/クリエイティブ関連)
・働きたい時間だけ働いて賃金が発生するから(20代後半/技術職)
・低賃金ではあるが残業やノルマがないため(20代後半/営業・販売職)

また、「ワークライフバランスの意味が分からない」といったような回答も男女共通して複数寄せられた。ワークライフバランスに対する認識が、人それぞれ曖昧かつ多様なことが浮かび上がっていると言える。

これから10年、20年働き続けることを想定すれば、ライフステージによって働き方が変化していくのは当然。毎日ただ何となく働くのではなく、柔軟な働き方を実現するために生産性を意識したり、新たな知識習得に取り組みながら働くことも大切だ。

【調査概要】 キャリアデザインレポート 2013
■ 対象:25~34歳・大卒以上・現在正社員又は契約社員として就業中の男女
■ 調査地域:首都圏 (東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城の各都県在住者)
■ 調査方法:インターネットリサーチ
■ 調査時期:2013年7月8日(月)~ 2013年7月9日(火)
■ 有効回答数:全体 620 (男性372/女性248)

※『Woman type』2014年1月の記事からの転載です。

 

取材・文/栗原千明(編集部)

「時間と環境」を気にする女性、「時間とお金」を重視する男性――男女で異なるワークライフバランスの満足要因

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